ドッカン(攻撃的) -- 人に食ってかかる攻撃的なタイプ

派手で強い印象を与えるが、実は自分に自信がない。ほかの人の考えや価値、能力を見下すことで、自分を優位に保とうとする。自分が一番になりたいので、どんなことでも勝ち負けで考え、相手の意見を尊重する余裕がない。自分が負けそうになると相手の弱点を容赦なく突く。行き過ぎの行動に走ることが多いので、周りの人達が離れて行ってしまうことも少なくない。

オロロ(受身的) -- 自己犠牲的で、ふみにじられても黙っているタイプ

自分が我慢しさえすればよいと感じていて、自分で何かを選択したり、決定したりすることをしない。自分を常に卑下していて、ほめ言葉を受け入れられない。人と対立することを極力避け、責任逃れをするため、まわりの人間をいらだたせる。オロロは世の中の不公平の犠牲者という役どころが好きでいつも何か、あるいは誰かを責めている。同情をひこうと泣き言を繰り返し、消極的で、やる前にあきらめるタイプなので、まわりも気が滅入る。人々はオロロの力になってやれないような気がして、最初は気がとがめるのだが、そのうち、その無気力さや否定的な見方に腹が立ってくる。

ネッチー(作為的) -- 攻撃性を隠して相手をコントロールするタイプ

表立ってことを荒立てたりしないでちゃんと仕返しをする。トゲのある言い方をするだけで悪意の証拠は残さない。それは、ドッカンやオロロと同じように、自分に対する自信のなさから起因する。だからネッチーは正面切って人と向き合えないし、自分を含め誰のことも信頼できないのだ。ネッチーは人をうまくごまかす。まわりの人を巧みに支配したり操ったりして、自分が拒否されたり傷ついたりするのを避ける。相手を尊重しているように見えて、そこに不満が見え隠れする。ドッカンとは異なる攻撃性をもっていて、自分の本心を表に出さず、すり替えたりする。ネッチーの武器は相手の罪悪感を利用することで、相手が気が咎めている所にすばやくつけこみ、自分の望む状況にもっていこうとする。

アサーティブ型 -- 自分の行動や選択、人生に対して自分が責任を負っていることを自覚していて、
周りの人からの評価に頼らず生きてゆける。

アサーティブなコミュニケーションに必要なスキル

・ほめることができる。ほめ言葉を受け入れられる。

・自分のほしいもの、やりたいことがわかっている。

・ノーと言える。

・建設的な批判ができる。

・批判に対処できる。

・自分を信頼している。

・人の話を聞くことができる。

・率直にものを頼める。